ツアーのご案内

～富士山・天空の堺で深呼吸～　

日本一の標高をもつ富士山中腹での夕昏時の静寂な一時を過ごすハイキングツアーです。
富士山は信仰の長い歴史があります。富士山をご神体と考え、木山(キヤマ）と呼ばれる登山道を抜けると一気に草木のない焼山（ヤキヤマ）へと変化し、そこは天地の堺と呼ばれ、富士山の聖域の中と考えらていました。
富士山の中腹を一周巡る「御中道巡り」と呼ばれる修行は、登頂経験が三回そして、御師が神へお伺いをたてた上でななければ許可されない厳しいものでした。

聖域の雲がかかる高さの富士の春は遅く、柔らかな陽の光で厳しい冬を乗り越えた木々が若葉を一斉に芽吹かせ、春の息吹に満ちたエネルギーであふれています。　自然の中で目を閉じ、木々のゆらぎ、鳥のさえずり、風を全身でとらえながら深い呼吸法を重視し呼吸を調えることで下界では得られない自然のエネルギーを感じることができ、心身を清めることができるこの場所ならではの体験です。　普段見上げている雲が眼下に広がり壮大な景色の中、心身をリラックスさせ、御中道（オチュウドウ）の夕闇に響く動物たちの気配に耳を傾け、風の音を聞きながら、刻一刻と色を変える夕焼けの光は心身の癒しに繋がる時間。
秋には、辺り一面が黄金色に輝くカラマツの紅葉を真近に、美しい夕陽を眺めながら過ごす神秘的な静けさを堪能します。